中古マンションは、新築と比較して価格がリーズナブルな点が魅力的な物件です。
また、中古物件はさまざまなタイプの部屋が流通していますから、理想の部屋を見つけやすい点も人気となっている理由のひとつです。
今回は、そんな中古マンションのメリットや、購入する際の注意点をご紹介します。
中古マンションを購入するメリット
値段が安い
冒頭でも述べたように、中古マンションの魅力は、新築物件と比較して価格が安い点です。
新築物件は購入した瞬間に、その価値は1~2割ほど下落すると言われています。
市場に出回る中古マンションは築年数が経過していますから、さらに安く新築時の3~5割程度の価格になっている物件が珍しくありません。
その分だけ住宅ローンの借入額を抑えられますから、自己資金が十分ない場合でも無理なく返済が可能です。
立地の良い物件を見つけやすい
すでに都市開発が落ち着いている駅周辺は、商業施設や医療機関・金融機関など暮らしに必要な施設が多く揃っていて、利便性が良く人気があります。
その反面、新たにマンションを建設できるほど土地が余っていないことがあるため、希望の駅近くで新築マンションを探そうとしてもなかなか見つからないケースもあります。
一方、建築済の中古マンションであれば、新築物件が見つかりにくいエリアでも売り出されることがあります。
希望するエリアが決まっている場合は、中古物件を選択肢に含めることで、良い物件が見つかりやすくなりますよ。
新築を希望している方でも、ぜひ中古物件も比較検討してみてください。
住民や周辺環境を実際に見ることができる
中古マンションであれば、すでに住んでいる入居者や共用部分の現況を目で見て確認することができます。
また売主である前住人からも、マンションやその周辺環境についての情報を得やすいでしょう。
どんな人が住んでいるのか、周辺環境の良し悪し、マンションの管理状況は、後の住みやすさに大きく影響します。
それらを直接確認できる点は、やはり中古マンションならではの大きなメリットです。
中古マンションを購入する際の注意点
マンション規約を確認する
リノベーション前提で購入する場合、マンションの規約は必ずチェックしておきたい注意点です。
たとえば専有部分であっても、マンションの外観に影響する箇所(玄関扉や窓の外側)は、デザインの変更を含む工事ができない場合があります。
他にも、施工内容が制限されていることがあるので、知らずに工事をしてトラブルにならないよう、購入前にマンション規約を必ず確認しておきましょう。
ライフスタイルに合っているかどうか
マンションの管理体制や周辺環境などが、ご自身やご家族のライフスタイルに合っているかどうかは充分に検討してください。
子どもがいるなら保育園や学校、公園が近くにあると安心でしょう。
また、少しでも住宅にかかる月々の支払いを抑えたいなら、管理費の価格に注目してください。
管理人を雇わず住民主体で管理しているマンション(ゴミ置場や廊下の清掃を当番制にしているなど)なら、その分だけ管理費が低く設定されていることが多いです。
その一方で、共働きにより不在になりがちの家庭なら、管理費が多少高くなっても住民とは別にメンテナンスをしてくれる管理人がいるマンションが便利です。