不動産を売却したいと考えた際、どのような手続きが必要なのか、また何を準備すればよいのかなどを事前に知っておきたいですよね。
不動産売却を成功させるために、まずは流れを押さえることが大切ですよ。
そこで今回は、不動産の売却を検討している方に向けて、売却の流れや準備物、また売却活動にかかる期間についてご説明します。
不動産売却の流れを知ろう!最初に結ぶ媒介契約とは?
不動産の売却を考えた際には、不動産会社に仲介を依頼するのが一般的ですよね。
流れとしては、まずは売却の相談に行き、希望の条件や売却したいタイミングなどを伝えましょう。
不動産会社は、土地の形状や立地、築年数・間取り・設備など、不動産の状態を調べ、いくらで売り出すかを決める査定をおこないます。
周辺の不動産の取引事例などを参考に、相場も調べてくれますよ。
正式に売却の意志が固まったら、不動産会社と「媒介契約」を結びます。
ご自身で買い手を見つけ、売買に関する手続きをおこなうのは難しいですが、この媒介契約を結ぶことによって、買い手を見つけるための売却活動や、売買契約書の作成、重要事項説明などをおこなってくれますよ。
不動産売却の流れを知ろう!何を準備すればいいの?
買い手が見つかって売買契約を結ぶ際には、さまざまな書類が必要です。
スムーズに取引をおこなうために、早めに準備しておくとよいですよ。
不動産売却に必要な書類
●登記関係書類
●購入時の売買契約書
●土地測量図
●建築確認済証
●工事記録
●固定資産税納税通知書・評価証明書
●本人確認書類
●実印
不動産の売却時には、購入した際の書類も必要ですから、売却を決めた時点で準備しておくとよいでしょう。
また増改築やリフォームをおこなった場合は、その履歴がわかる書類も揃えておくと信用度が高まりますよ。
不動産売却の流れを知ろう!売却活動の期間はどれくらい?
では実際に売却活動にはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。
まず不動産の査定をおこない、不動産会社と媒介契約を結ぶまでに、1週間から1か月ほどかかります。
媒介契約を結んでから売却活動に入りますが、すぐに買い手が見つかった場合でも価格や条件の交渉がおこなわれるため、早くても1か月程度はかかるでしょう。
買い手がなかなか見つからず、数か月かかるケースもありますよ。
売買契約を結んでから、買い手の住宅ローン審査がおこなわれますから、決済日が決まるまでに、さらに1か月から2か月ほどかかることか知っておいてくださいね。