不動産売却の際には、仲介手数料だけでなくさまざまな手数料がかかります。
そのなかに、「住宅ローン返済手数料」があります。
ここでは、不動産の売却を控えている方や検討している方に向けて、不動産売却にかかる住宅ローン返済手数料とはなにか、住宅ローン返済手数料の相場金額はいくらぐらいなのかを解説します。
不動産売却にかかる手数料「住宅ローン返済手数料」とは?
「住宅ローン返済手数料」とは、住宅ローンの繰り上げ返済をする際に、金融機関へ支払う事務手数料のことです。
不動産を売却する際に住宅ローンが残っている場合は、不動産に抵当権が設定されています。
そのため、不動産売却時は、住宅ローンの一括繰り上げ返済をして、抵当権をはずす必要があります。
不動産売却の場合は、多くのケースで売却代金を住宅ローンの一括繰り上げ返済にあてますが、繰り上げ返済は手持ちの現金でおこなうことも可能です。
不動産売却にかかる「住宅ローン返済手数料」の相場金額は?
不動産を売却する際にかかる、住宅ローン返済手数料の相場金額を見ていきましょう。
住宅ローン返済手数料は、金融機関ごとに個別に定められています。
繰り上げ返済をおこなう金融機関や方法によって、それぞれ金額が異なりますので、注意しましょう。
住宅ローン返済手数料の相場金額は、数千円から50,000円程度まで幅広く設定されています。
現在、繰り上げ返済の方法は窓口だけではなく、電話やインターネットを使っておこなうことができます。
窓口での手続きが一番手数料が高く、インターネットでは一番手数料が安いのが一般的です。
たとえば三菱UFJ銀行の場合は、窓口33,000円、電話22,000円、インターネット16,500円です。
そのほかの金融機関では、変動金利の場合は手数料が無料、固定金利では手数料が33,000円かかるなど、返済している金利のタイプや条件によって、手数料が設定されている場合があります。
また、インターネットでは手続きができないケースもありますので、注意が必要です。
住宅ローン返済手数料の金額は、利用している金融機関に確認し、把握しておきましょう。